脊椎や脊髄は人間の体の中で最もデリケートな部分のひとつであり、その診断・治療にあたる医師には専門性と豊富な経験が求められます。そのためには、術前の診断と的確な画像診断が重要となります。当院では、手術前に撮影したMRI とCTをフュージョン（組み合わせ）させて椎間板ヘルニアの位置や骨を削る範囲など事前にシミュレーションしてより安全に手術が行えるようにしています。
手術を担当する兵庫医科大学の圓尾圭史先生は全国でも数少ない「脊椎内視鏡下手術・技術認定医」の資格を有する内視鏡手術の専門医です。内視鏡手術の場合、入院期間は、5日程度で手術翌日からリハビリテーションを行い痛みが治まれば退院可能になります。 当院では、患者様が安心して手術を受けていただき、できるだけ早期の退院を目指すことを第一におき「脊椎内視鏡手術チーム」を結成し、患者様一人一人にフィットした医療を作り上げていくよう、チーム一体となり努力しております。 チーム全体で脊椎脊髄医療を共有し、責任を持ってそれぞれの部門で治療に取り組んでおります。